新年早々の知らせに、祈る気持ちが募るとともに、報道機関、支援機関、自治体と過去の教訓を活かした進化する日本の対応に、素直に敬意を感じます。

そして、翌日に羽田で起きた「奇跡」と世界で称された行動に、歴史の中にある数々の苦しみを未来への希望につなげてきた先人の想いと、それを継いでいく実直な人々の行動に賞賛と、人を責めるのではなく、事象から仕組みをつくってきた先人に感謝するとともに、未来への希望を抱きます。

もう12年前にもなる
あの、3.11の時とは違う、数々の
報道、支援対応、etc に国としての成長を感じます。


※12年前の記事こちら


東日本大震災から

わずか12年の中で、オリンピックを開催し、

2010年には1万円だった株価は今は3万円と3倍になりました。


そんな日本の姿を、誰が想像できたでしょうか。


同様に、翌日に起きた羽田の事故も

1985年には、日航ジャンボ機で起きた苦しみがありました。

過去の苦しみを、未来の命を守る、生きた教訓とするために、
どれだけ多くの人々の力があったことか。。



今の、私たちの、この現状には、
多くの人々の力があったのだと
自然と過去も含めて手を合わせ、
頭が下がるとともに

今ここに、苦しんで、傷ついている人がいると思うと、1日でも早く関係する全ての皆様の安寧と安心の日々が訪れることを心から祈り
少しでも、何かの力になれたらと素直な心で思います。

パートナーと、どこを支援できるだろうかと色々調べて私たちは運営手数料や運営費が引かれることなく、全額が直接現地に届く、
そして、働く世代の我らの納める税金から、多くの資金を支援先に届けられる、ふるさと納税のこの制度を利用することにしました。


ほんの少しでも心安らかになる瞬間を届ける形となり伝わりますように





世界で最も地震が多く、台風などの自然災害の多い日本

だからこそ、
日本は 紫式部が源氏物語で示したような

もののあわれ

その精神が、常にあるように思います。


形あるものいつかはなくなる
そんな、命の有限性を知っているからこその

恨みをずっと残さないで、前に向いていく力

この日本という土地で
淡々と、繰り返し、示されるこの力は、
世界でみると、決して当たり前でないことが
よくわかります。

私たち日本人にはある、この力に
数百年前の外国から見た日本で驚いている文章も残っています。

幕末の時期に、日本に訪れたデンマーク人のスエンソンの記した書物で、慶應の大火に対応する日本人の様子をこのように記している箇所があります。



日本人はいつに変わらぬ陽気さ呑気さを保っていた。不幸に襲われたことをいつまでも嘆いて時間を無駄にしたりしなかった。

(中略)

日本人の性格中、異彩を放つのが、不幸や廃墟を前にして発揮される勇気と沈着である。

「江戸幕末滞在記」



不幸や廃墟を前にして発揮される勇気と沈着


私は改めて
今年の三碧木星の 象徴の言葉 「希望」の意味を、この震災を前にして改めて知ります。


どんな苦しみからも、そこから希望を見つけて、力を合わせて前に向かっていく力。


希望とは、まさに光、
暗いところか、光を見出し、その光を強くさせていくものなのだと


そんな 日本人の特性は
けっして、生まれ持っているものではありません。

地震などの自然災害の多さ等、
自分たちの力だけでは、どうにもならない
そうした大きなものと向き合ってきた。
そんな苦しみから 生まれ 文化として継いできたものなのです。


もののあわれ


命の、形あるものの、その有限性を
目の当たりに体験し、
人間の弱さを愚かさを憂い、

時に、言葉に、詩に、言霊にして
響きにのせ伝え
でも、そこから、残していくものは
暗さを継ぐのではなく、そこから希望を
光を、さがして後世に残そうと努力してきた
数多の人の営みがあってこそなのです。

希望と成長の年である三碧木星というのは、
こうした人々や社会、世界の苦しみから、もがきながらも、前を向いてきた人たちの
希望の星なのではないかと、改めて この歴史の長い流れから感じました。

そして、日本人のそれは

今、世界の至る所でおきている人災も、地球環境など未来に続く問題にも、
こうした 私たちの先祖が継いでくれた心が
世界に、未来に、何か小さな希望を抱かせるものになるのではないかと、思うのです。


愛と感謝をこめて

love with kei